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2011-03-20

東北地方太平洋沖地震

この度の大震災で被災者、またそのご家族の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

20011年3月11日俺はオーストリアでヨーロッパカップファイナルへ向けて
選手俺一人、スタッフ数名で合宿していた。
俺はヨーロッパにベースを置くようになって10年
初めて海外でレースに出るようになって約15年になる。
その間、朝起きてからすぐ今まで一度もテレビを付けた事が無かった。
もともと俺はテレビを見ない。日本に居ても見ない事が多い。
その日は朝、初めてテレビを付けたんだ。
そうしたらいきなり大津波。俺はてっきり昔の津波の映像だと思ってたんだよな。
着替えながら何となくテレビを付けてたらヤーパン ヤーパンって。
良く見てみたら福島の映像だった。

言葉を失った。
本当に。それからの数日は日本へ連絡も取れなくて3日寝れなかった。
何度も何度も地震速報を見る度に神様にも祈って。
だってヨーロッパに居て日本にも連絡が取れなかったら祈るしか無いよね。
被災地被災者の事、家族の事。

もうどうして良いのか。訳分かんなくなったな。
俺に何が出来んだって。

でもTwitter通して仲間達がすげぇ動いてて
変な噂にも踊らされずしっかりやる事やれる事を探してて
勇気もらった。だから俺もまずはTwitter通して少しでも
日本にパワー送ろうっておもった。
結局はTwitterのガセネタにも踊らされて、迷惑もかけてしまった事を本当に反省してる。
この場を借りて謝らせて下さい。申し訳なかったす。
地震から3日4日過ぎた頃からしっかり裏取るようにしたりするようになって。
だけど気が付いたのは、あまりRTはするもんじゃないなと。
責任取れない様な事、確かじゃない事たくさんRTしてしまって本当反省した。
俺に出来る事は外から少しでも勇気やパワーを送る事だと再確認したな。

今は世界の仲間達が動いてくれてワールドカップのスター選手達が日本の事を思い
本当にパワーをくれてる。大袈裟な話しじゃなく皆の心は被災者また日本国民と共にある。
現在俺が出来る事の一つとして募金があると思う。
それを一つの大きな心として実現してくれたのが、アメリカ出身のバンクーバーオリンピックメダリストのジュリアと元アルペンスキー日本代表でオリンピアンの池田和子さん。
この二人の行動力のお陰で俺も今少しでも被災者の為に動けてる。
プロジェクト名はSkiers Helping Japan.
現在この活動で世界中のスキーヤー達が動いてます。

後2日間オーストリアの方で活動してから
日本へ帰国しようと思います。
何とか被災者、被災地の為になれる様、こっちでもしっかり
やって行こうと思います。
今こそ一致団結して力を集結させてそれぞれがしっかり足元固めて
被災者被災地、そして自分、家族を支えて前に進もうと強く思うし
進んで行こう!

スキーも来年に向けてしっかり俺もトレーニングする。
俺はスキーヤーだから。

世界の仲間達も心は共にある

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