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2012-11-03

Berlin Piclog's

 



朝7時にホテルを出てまだ観光客の集まる前に出て正解だった。
空気は程よい寒さと湿気で太陽が路上の湿気を乾燥させ蒸発させる香り。
こう言う事も全て含めて空気感って言うのかなと感じた。

次はBerlin wall,East side Gallery.ここが一番行きたかった所。


ここには歴史と現代アートの融合があった。
わりと平和な現代に自分は生まれ31年の時を過ごし
自由に国境を跨げる今、悲劇の産物を目の前にしその産物が
アートのキャンバスになる。感じた事はこんな小さな小さな一つの事では無いけど
人ってのは悲劇をも乗り越え新たな一歩を踏み出す事を忘れてはいけないと
感じた。そして悲劇の産物をどんな形でも残す事は忘れさせない為に
大きな役割を果たしている。世界的にもこのベルリンの壁はそう言った意味で
とても多くのメッセージがある様に思う。









朝の誰もいない時間は格別にさっきも言った”空気感”を感じさせた

東から見た西のこの光景はアートは無かったにしてもその当時と変わらなかったんじゃないかと

ベルリンの壁裏側(西側)

Berlinは中心部と東側の一部しか測っていないけど
全体的に0.08~0.12μSv/h 壁の素材も10カ所程測ったが大きな変化は無かった。
今こうして世界の一部しか見ていないけどこうして色んな国に足を運び
空気を味わい自分の愛する国日本との違いを見て
色んな人種と出逢い日本人との違いを見て
色んな木々に触れて日本との違いを見て
色んな水を飲んで日本との違いを感じて
こうしながら世界を見る事は自分の感性と柔軟性を磨き
何より日本と言う島国の素晴らしさをも再確認させてくれる。
世界が日本より劣ると言うのでは無く
日本人として日本に産まれ故郷と言う捉え方をした時
日本の国には多彩な四季があり
今も尚発展し続ける食の文化があり
アートがあり
なにより戦争から経ち直したソウルがある。
そして今は311の大地震、世界初の狂気に満ちた大原発事故に
立ち向かうソウルがある。
もちろん分かってる。放射能はソウルだけではどうにもならない。
それでもソウルが無ければ魂が無ければ
工夫し試行錯誤して立ち向かう事は出来ないと思う。

原発事故や震災に無理矢理こじつける様に俺は話している訳では無い。
自分が311以降どこに行くにも全てが自分の全てが311の大震災、
大原発事故がココロのベースに強く残りその感覚をベースに
全ての物を見る様にしている。

明日からFinlandに3週間。そこで自分はどんな物を見るのか
どんな事を感じるのか今から準備してる。
太陽が見れなく苦しい3週間かも知れない。
それでも今回興味があるのはオーロラの撮影とFinlandと言う地域の
線量計測です。
G.W.S Europe.

AKIRA SASAKI